肺機能検査
大きく息を吸ったり吐いたりして、肺の機能を評価する検査です。
年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、あなたの肺活量が何%であるかを調べます(%肺活量)。
80.0%以上が基準範囲です。79.9%以下では肺のふくらみが悪いことを意味し、間質性肺炎(かんしつせいはいえん)や肺線維症(はいせんいしょう)などが考えられます。
また、最大に息を吸い込んでから一気に吐き出すとき、最初の1秒間に何%の息を吐きだせるかを調べます(1秒率)。
69.9%以下では慢性気管支炎、肺気腫(はいきしゅ)などの慢性閉塞性肺疾患が考えられます。
高齢や体力低下等で大きく息を吐けなかったり、気管支喘息でも異常値となる場合があります。
なお、肺気腫、慢性気管支炎などの肺疾患を慢性閉塞性肺疾患(COPD)といい、進行するとせき、たん、呼吸困難などの症状がみられます。主な原因として喫煙があります。